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2022年9月23日 (金)
カテゴリ:足のアーチ
瀬戸・尾張旭にお住いの皆様こんにちは
台風が日本をなめるように進んだ後は一気に涼しくなりましたね。
巻き爪補正をするようになって足を見直してみると、実は多い足のお悩み。
だけど…ボディケアするときは肩や腰の疲れのほうが気になり
あまり申告される方は少ないように思います。が、
・タコ・魚の目ができている
→開張足(かいちょうそく)
・土踏まずがあまりない
→偏平足(へんぺいそく)
こんな足もとのお悩みを抱えている方は、よくいらっしゃいます。
そんな方たちはアーチの崩れが起きている可能性が非常に高いです。
開張足は横アーチが落ちてしまった状態。
偏平足は内アーチが落ちてしまった状態。
「アーチの崩れ=足の筋力低下」ということです。
開張足の方は、本当に増えているようで私もその中の一人です。
残念なことですが、
もはや偏平足よりもポピュラーなトラブルかもしれません。
それでは、足の3つのアーチが崩れてしまったら、
一体どういう症状が起こるのでしょうか?
開張足や偏平足になると、どんなリスクがあるのでしょうか?
アーチがなくなった足は、グラグラし、かなり不安定になります。
衝撃を分散できる足裏の3点(母指球・小指球・踵)と、
踏ん張りが効く5本の足指、合計8点で立てなくなるからです。
横アーチが落ちると骨格の構造上、足指が地面から浮いてくるのです。
これは自動的に起こる現象で、浮き指と呼ばれ、
子供たちの足トラブルとしても知られるようになりました。
足指ではなく、足指付け根中央と踵の2点立ちの人も多いですね・・・
これでは、歩くたびに着地の衝撃が膝や腰にダイレクトに伝わりますから、
少し歩くだけでも疲れやすくなります。
偏平足の方は、
「歩くと疲れて、熱をもつから、夜に足を冷やす」
となります。
開張足の方も、
「歩くと疲れるから、できるだけ歩かない」
となります。
そして、怖いのはここから。
あるアーチが弱って、崩れると、
体は無意識に、そこをカバーするように働きます。
これが足裏自体のバランスを悪くして、
別の足トラブルを誘発することになるのです。
例えば、偏平足の人は開張足になりやすいですし、
開張足の人は、足の小指脇に魚の目ができやすくなったりします。
極端に言えば、
開張足が発生!
→横アーチがないので、小指側に体重がかかりやすくなる(O脚傾向)
→圧がかかり続けて、下を向いているはずの小指が横を向く(寝指)
→靴の中で小指が摩擦を起こす
→角質が厚くなり、タコ・魚の目に発展
→痛みを避けるため変な歩き方になる
→結果、外反母趾になる
こうしたステップを経て、足トラブルの負のスパイラルとなっていくのです。
また、足は、全身を支える基礎・土台ですから、
全身に影響を及ぼさないはずがありません。
家の基礎が崩れていたら、柱が立たないのと同じことです。
・働かない足を、ほかが補う・負担する(代償運動)
無意識にそうなりますから、
膝痛、腰痛、肩こり、偏頭痛など、全身の不調を引き起こしていくのです。
膝を曲げながら歩いている人は、足指の代償運動を膝にさせています。
これが、膝の軟骨がすり減る一因になるのです。
『足のトラブルは、足だけにとどまらない』
ということを、ぜひ覚えておいてください。
● アーチを復活させるために
でも、偏平足でも、開張足でも、大丈夫です!
毎日しっかりとケアしてあげれば、アーチを取り戻すことは充分可能です。
幼少期から偏平足だった方も、
大人になってから開張足になってしまった方も、
その根本的な原因は同じです。
・足指を使わずに、歩いている
ということ。
本当は足に合う靴を履いて、正しく歩くことが一番の処方箋なのですが、
ここではまず、足指の復活を目的にした簡単な運動をご紹介しておきます。
1.タオル寄せ運動(タオルギャザー)
1. タオルを床におき、左足を乗せた状態でイスに座る
2. 足の指を動かして、たぐり寄せる
3. この運動を左右で3〜5セット繰り返す
ポイントは、「足首を動かさず」「足指」で行うこと。
エアータオルギャザーでも充分です。
本気でやるなら、タオルの上に「重石」を乗せてもいいでしょう。
ダンベル3キロくらいが目安でしょうか。
目的は、足指を動かせるようになること。
足指の感覚さえなくなっている方も、とてもとても多いです。
最初はつってしまう方も多いですが^^、大丈夫です。
動かし続けているうちに、足指の感覚を取り戻せるでしょう。
2.足指じゃんけん
1. 左足から、片足でじゃんけんをする
2. グーは全ての指を閉じ、
チョキは親指だけ開き、
パーは全ての指を開く
3. この運動を左右で10セット繰り返す
ポイントは、「グー」。
足指の第3関節(親指は第2関節)が、
手のグーと同じくらい「出る」ことをイメージしてくださいね。
どこまで、「足指で握りきれるか」がとても大切です。
この2つの運動、いつも足指を使わないで歩いている人は、
なかなか難しいと思います。
でも、関節は、動かしてあげるうちになめらかに動くようになります。
どうぞ、ご安心くださいね。
ここ、とても大事です。
★使わない関節は動かなくなる
★使わない筋肉は落ちていく
これが人体の大原則です。
逆もまた然りです。
頑張ってジムに通うのもいいと思いますが
まずはゆるーくお家でできるタオルギャザーや足指じゃんけんお試しください。
それではまた・・・
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